かなふくな日々ブログ

社長のブログ 2023.08.06

お盆の時期は3つある⁉心がホッコリ温かくなるお盆の過ごし方をご紹介

お盆の時期は3つある⁉心がホッコリ温かくなるお盆の過ごし方をご紹介

皆様こんにちは 

 

お盆大好き、かなふく鈴木でございます 

 

8月はお盆の季節。みなさんはお盆休暇に何をされますか? 里帰り? 旅行? BBQ?

 

もちろんこうしたレジャーを楽しむのもよいのですが、お盆はご先祖さまがわが家に帰ってくる季節ですから、亡き人やご先祖さまをお迎えした上で、すてきなお盆を過ごしてもらいたいなあと考えます 

 

でも、「亡き人やご先祖さまをどうお迎えすればいいの?」という疑問が生じますよね?

 

そこでこの記事では、お盆がどういった行事なのか、おうちの人は何をすればいいのかなどについて、分かりやすく解説いたします 

お盆の時期は3つある⁉心がホッコリ温かくなるお盆の過ごし方をご紹介

お盆っていつ?

 

そもそもお盆っていつのことを指すのでしょうか。

 

一般的には8月13日、14日、15日の3日間がお盆です 

 

全国的にお盆と言えば8月。かなふくのある相模原も例外ではありません。

 

しかし全国を見渡すと、お盆は8月13日、14日、15日とは限らないのです 

 

関東地方でよく見られるのは7月盆。この地域では7月13日、14日、15日をお盆とします。

 

また沖縄地方では、旧暦の7月13日、14日、15日がお盆です 

 

そのため、現在使用されているカレンダーだと、毎年お盆の時期が変わっちゃうのです。

 

つまり整理すると、お盆の時期は次の3つに分けられます。

 

■新暦の7月盆(7月13日~15日)※東京など 関東の一部。

■新暦の8月盆( 8月13日~15日)※日本全国。相模原も。

■旧暦の7月盆(毎年変わる。今年は8月28日~30日)※沖縄地方。

 

 

ちなみに、関西地方では初盆(新盆)を迎えるおうちは8月7日からお盆を始める(七日盆と呼ばれる)など、地域によってさまざまな風習があるようです 

お盆の時期は3つある⁉心がホッコリ温かくなるお盆の過ごし方をご紹介

旧暦? 新暦? どうしてお盆の時期は3つに分かれた?

 

 

日本全国でお盆が3つに分かれたのは明治の改暦に理由があると言われてます 

 

もともとお盆は旧暦の7月の15日に行われていました。

 

これは、お釈迦様の弟子の目連さんという方の伝説に由来します 

 

目連さんは、自身の亡き母が餓鬼道に堕ちていることを知り、たいそう哀しみます。

 

そこで師匠のお釈迦様に相談したら「安居(あんご:僧侶たちが集まって修行をする期間)の最後の日に修行僧たちに飲食を振る舞いなさい」と言われ、その通りにしたところ、その功徳が亡き母にも巡って、無事に供養できた、というお話です。

 

この安居の最後の日というのが、旧暦の7月15日。以来日本でも7月15日を中心にお盆行事が行われ、亡き家族や先祖を盛大に供養してきました 

 

ところが、明治時代の改暦に伴い、暦が全体的に約1か月前倒しになってしまいます。

 

これに対しての対応が、各地域によって異なったのではないかと考えられています 

 

明治政府のお膝元である東京近郊は“お上”の言うとおりに「新暦の7月」をお盆にした。そのため、この地域のお盆は梅雨時期になってしまいました 

 

全国的には1か月遅らせた「月遅れ盆」を採用。お盆の季節感を大事にしたのです 

 

伝統的な風習にこだわる沖縄では、暦は変わっても、かつての時期にお盆を行ないました。大陸に近いことも遠因としてあるかもしれません (中国や台湾など、儒教的な先祖供養が盛んな地域はいまでも旧暦を採用している)

 

ちなみにここでご紹介した内容は、仏教学者の藤井正雄さんの『盂蘭盆経』(講談社)という本を参考にしています 

 

ご興味ある方はぜひとも検索してみて下さい 

 

 

お盆にしてもらいたいこと

 

 

ひと昔前の日本は農村が多かったので、お盆に行う風習も農村に見合ったものばかりでした。

 

仏間には「精霊棚」と呼ばれるお盆専用の祭壇を飾り、ナスやきゅうりで牛と馬を作り、盆提灯を並べ墓地と家を行き来してご先祖様を迎え、そして送りました。

 

でも、現代のライフスタイルや住環境では、なかなかこれらすべてを実践するのは難しいものですよね 

 

お盆は、亡き人や自分たちのルーツであるご先祖様を自宅にお迎えするための行事です。

 

普段からつながりを感じられていると思いますが、さらに強くそのつながりを再確認することで、心がほんわか温かくなり多幸感があふれてくるものです 

 

だからこそ、かなふく鈴木は伝統的なお盆のしきたりはできなくても、次のような事をしてもらいたいなぁと考えます 

 

 ①3日間のどこか一日でお墓参りに行く。

 

 ②お仏壇があるお家は、いつもより少し豪華なお供えをする。

 

 ③お坊さんとのお付き合いがある場合、「棚経参り」をしてもらう。

 

 ④晩ごはんをご馳走にして、同じものをご先祖様にもお供えする。

 

せっかくのお盆休暇。

 

もちろん自由に楽しんでもらいたいものです。

 

海でも山でも海外でも、どこにお出かけしても構いません 

 

でもその前に、まずはお墓参り・お仏壇への礼拝・棚経参りなど、ご先祖様をきちんと供養してもらいたいものです 

 

何故なら、その後の海や、山や、旅行や、BBQを、ご先祖様も一緒に楽しんでくれるからです。

 

「いつも一緒にいるんだよ」という事を感じながら、素敵なお盆をお過ごし下さいね。

 

本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございました  

 

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葬儀のかなふく 株式会社神奈川福祉葬祭

代表取締役 鈴木隆   

PROFILE

神奈川県相模原市にある「日本一小さな葬儀屋さん|株式会社神奈川福祉葬祭(葬儀のかなふく)」の代表取締役社長。1971年東京都大田区生まれ。神奈川県相模原育ち。
小さい時から人になにかしてあげたがりで、喜んでもらえる顔を見るのが大好き。
◇趣味:読書
◇座右の銘:『我以外皆師』
◇好きな映画俳優:ブルース・リー 
◇特技:沖縄剛柔流空手初段
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