人生で一番大切なものって何ですか?
人間は考える葦である
皆様こんにちは かなふく鈴木です
人間は考える葦である。これはフランスの哲学者・パスカルの有名なことばですが、私かなふく鈴木も、たまに哲学的な問いを自分自身に、周囲の人に向けていたりします。
「人生で、一番大切なものって何ですか?」
こんな哲学的なことを聞かれたら、あなたはどう答えますか
実はこんなことを周りの人に聞き回ったおかしな葬儀屋さんが、神奈川県相模原市にいるのです。そう、私です(笑)
友人、火葬場の職員、お坊さん。かなふく鈴木、いろーんな人たちにこの質問を聞いてまわりました。
今日はそんなお話をしたいと思います
相田みつをさんのあることば
もともと読書が好きで、心理学の勉強をしているほどですから、常に自分の中に哲学的な問いみたいなものは持っています
「人生で、一番大切なものって何ですか?」この問いをいろんな人に聞いてみようと思ったのは、詩人の相田みつをさんの「原点」という詩を見つけたからです。
アノネ
人間にとって
一番大事な
ものはなにか?
そこを
原点として
考えてゆけば
あとは自然にわかって
くるよ
このことば、これといった結論を詩の中で示しておらず、こちら側に考える余白を残してくれているのがとってもよいですね
「人生で一番大切なものって何だろう」
このように考えた私は、自分の頭の中だけでそれをぐるぐる思索するのではなく、いろんな方にこの問いを投げかけてみました。
家族、時間、お金、いのち…さまざまな答え
聞いてまわってみるとこれがなかなか面白くて、いろんな答えが帰ってきたんです
もっとも多かったのが「家族」。
やっぱり身のまわりの家族とのつながりを大切に感じている人が多いようです
お葬式を終えたばかりのお客様からも「家族」というおことばをいただきました。
大切なご家族を亡くされたばかりでしたから、普段当たり前にいてくれる存在の大切さ、有難さを強く感じられておられるのでしょうね
中には、「時間」と答える方、「お金」と答える方もおられました
お金が一番大事だと聞くと、なんだか俗っぽいなあと思うかもしれませんが、でもお金があることで、自分が生きていけるし、家族を養えるし、誰かを助けられるし、これはこれでとても大事な価値観だと思います。
すると、ある方がこんなことを言ってくださいました。
「もしかしたら、その人は幼い時にお金でとても苦労したのかもしれないよ。
だからお金をものすごく大切にしているのかもしれない」
言われてみればたしかにそうで、「一番大切なもの」って、その人が歩んできたバックグラウンドがそのまま反映されているのかもしれませんものね
その他にも、「いのち」や、「自分」と答えた方も。
「自分」というのは、独立した自分だけでなく、友人や家族や先祖など、いろんなものを含んだ自分なんだと。
一人称をどこまで広げられるかが大事だという、何とも壮大なことを話す人もいて、なるほど、「自分」という視野はどんどん広げられるのだなあと、学びを得られました
お葬式は、人生で一番大切なものに向き合う時間
ふだん、こんな哲学的なことって、考えないですよね
でも、日ごろの忙しい時間の流れから身を離して、大切なものに向き合う時にこそ、こうした哲学的な問いが内側から湧き出てきます。
そのうちのひとつが、お葬式ではないでしょうか
お葬式は、故人さまのために行われるのと同時に、自分自身のためにも行われます。
与えられた生命を生ききった故人さまを目の前にすることで、
「いのちって何だろう?」
「生きるってどういうことだろう?」
「人はどうして生きているんだろう?」
「人は死ぬとどうなるのだろう?」
…という死生観に考えが及ぶのです
生と死の境目にあるお葬式。そんな場所で毎日働いているかなふく鈴木から、ぜひともあなたにもこう問いたいです。
「あなたにとって、人生で一番大切なものって何ですか?」
ふとした時で構いません。あなたにとって一番大切なものを考えてみて下さい。
答えは出るかもしれませんし、出ないかもしれない。
でも、その時間、その問いこそを、大切にしてみて下さいね
「私にとって一番大切なものは〇〇ですよ」というご報告、お待ちしておりますよ^^
本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございました
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葬儀のかなふく (株式会社神奈川福祉葬祭)
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