心理カウンセラーの葬儀屋さんが話す、高い買い物と自己肯定感の関係
皆様こんにちは
葬儀業界のファッションリーダー・神奈川福祉葬祭(葬儀のかなふく)の鈴木隆です
先日、町田東急にあるドクターマーチンのショップでブーツを買いました。
いやぁ、ドクターマーチン、かっこいいですよね。ずっと気になっていたブランドなんですが、ようやく手に入れることができました
とはいえ、ぼくにとっては大奮発の買い物。2万円もしたんですから、これはもう高級品です
高いお金を出して買ったものには、大事にしようとする心理が働きます。ぼくも早速お手入れ用の豚毛ブラシやクリームも揃えてしまいました。
お手入れをしている時間も楽しくて、まるで心が磨かれていくような気持ちになります。
お買い物でちょっとだけ背伸びをすることで、自己肯定感が上がる、今日はそんなお話をしたいと思います。
高い買い物だからこそ、心が動く
満足のいく買い物は、人を幸せにします。ぼくもブーツを履くだけでテンションがむちゃくちゃ上がります
それどころか、玄関に置いてある姿を見るだけでニヤニヤしてしまいます。
ぼくのテンションの上がりっぷりに影響されてか、嫁ちゃんまでドクターマーチンのブーツを買っていました(笑)
高い買い物をすると、その分だけものを大事にしようという気持ちが湧いてきます。
ぼくも空いた時間にはブーツを磨いてきれいにするのですが、その時に「そうか、これはお墓に似ているな 」と思ったものです。
たとえば、お墓用の石って、国産のものから海外産のものまで、いろんな種類があるそうです。
良い石材は高価なのですが、その分、そのお墓を大事にしようという気持ちが生まれますよね。
するとお墓参りが頻繁になり、お墓がどんどんきれいになる。目の前に映るものは、そのまま自分の心を反映していますから、亡き人やご先祖さまへの供養の行いが、ダイレクトに自己肯定感の向上につながるんです。
さらに、磨けば磨くほど愛着が湧きますよね
ドクターマーチンのブーツも、お墓も同じだと思います。どちらも、丁寧に手をかけることで、そのものに込められた意味や価値を感じられるようになるんです。
これは単なる物質的な満足感だけではなく、心の充足感にもつながるものだと信じています。
少しだけ背伸びをすることの大切さ
「買い物は安い方がいい」――これは、多くの人が持つ感覚だと思います。でも、本当にそうでしょうか
自分が一生懸命働いて得たお金だからこそ、少しだけ高い買い物をすることに意味があります。
その買い物が、自分をちょっとだけ背伸びさせてくれるからです
ぼくも、これまでは5千円の靴を買って履きつぶす生活をしていました。
でも、今回ドクターマーチンのブーツを買って感じたのは、高いものを手に入れると、それを大事にしようとする気持ちが強くなるということです。
そして、大事にすればするほど愛着が湧き、結果的にそのアイテムが長く使えるようになる。よい靴は、手入れ次第で一生使えるとも言いますよね
さらに、靴はその人の印象を大きく左右します。「お客様は足元を見る」と言われるように、きちんとケアされた靴は、その人の信頼感を高める力を持っています。
少しだけ背伸びをしていいものを選び、そこに手間ひまをかけることで、自分の仕事にもプラスの影響が出る。
これって、まさに「初期投資がすべてを好循環に変える」ことなんだと思います
お葬式にも通じる背伸びの精神
「高い買い物をした方が満足度が上がる? それって葬儀屋さんのセールストークじゃないの?」
と思う方もいるでしょうし、実際にそういう側面もゼロじゃないです。
でも、ぼくは何も「無理なジャンプ」をしろとは言ってません。
「少しだけの背伸び」をおすすめしているんです。この違い、分かりますかね?
たとえば、50万円の予算をいきなり100万円にしろなんて言っているわけではないんです。
身の丈に合わない出費を伴うお葬式は誰も幸せにしません。喪主さまも金銭の負担を辛く感じるでしょうし、故人さまも恐縮してしまうことでしょう。
でも、50万円を51万円、52万円にするような「少しだけの背伸び」は、できなくないと思うんです。
「1万円だけ追加して、お花を増やしてあげよう」
「10万円ほどかかるけど、湯かんをして身体をきれいにしてあげよう」
こうした考え方、向き合い方が、満足いくお葬式につながるのではないでしょうか。
大事なのは、身の丈より少しだけ背伸びをすることです。地に足がついていることが大事なんです
仮にあなたがプレゼントをもらう側だと、いかがでしょうか?
同じ5千円の品物だとしても「まあ、5千円くらいでいいか」という想いで選ばれるものよりも「少しだけ背伸びして5千円にした」という方が、想いが乗っかってますよね。
お葬式は、大切な故人さまの最後の旅立ちの儀式です。何も無茶をする必要はありませんし、身の丈のお葬式で充分だと思います。
でもその中でも、少しだけ背伸びをして、プラスアルファや付加価値をつけることで、お葬式がより良いものになるでしょう
もちろん、ぼくたち葬儀社も、背伸びをしてくださった分だけの価値をしっかりお返しできるよう、日々努力を怠ってはならないことは、言うまでもありません。
おわりに
磨くことで愛着が増し、それが心のケアにもつながる。ぼくにとって、ドクターマーチンのブーツはただの靴ではなく、背伸びをして手に入れた「心の満足」の象徴です
大切なのは、買ったあとにどれだけそのものに愛情を注ぐか。そして、背伸びをすることの大切さに気づき、それを自分の生き方にどう活かしていくかだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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葬儀のかなふく 株式会社神奈川福祉葬祭
代表取締役 鈴木隆