私が心理カウンセラー資格を取得した理由
皆様はじめまして
葬儀のかなふく(株式会社神奈川福祉葬祭)代表の鈴木と申します
私が人生で初めて人の【死】というものに出会ったのは小学五年生(10才)の時でした。
当時、父の兄弟(私にとってはおじさん)と私の家族は同居しておりました。
おじさんは未婚で、私の事をまるで自分の息子の様にとても可愛がってくれたのです。
とても優しかった。大好きでした。
そんなおじさんが病気にかかり、近くの病院に入院する事になりました。
最初のうちはお見舞いに行ったり、差し入れを届けたりしておりましたが、入院が長引いた為 おじさんと顔を合わせる機会は少しづつ減っていきました。
容体はちょっとづつ進行し、周りの大人たちも だんだんと深刻になっていくのを子供心にも感じるようになっていきました。
そんな中 夏休みのある日の朝、おじさんの危篤が知らされたのです。
急いで病院に駆けつけると、おじさんは既に亡くなっていました。
ショックでした。
今でもハッキリ覚えています。
まず、ベッドに寝ているおじさんをおじさんとは思えなかった。
『この人はおじさんじゃない。。。別の何かだ。。。』
そうです、おじさんの死を受け入れられなかったのです。
ちょっとすると別の感情が沸き上がってきました。
『この人がおじさんじゃないとすると、本物のおじさんはどこへ行ったのだろう??』
だんだん冷静になってきて、、、
『もう、世界中のどこへ行ってもおじさんには会えない。。。地球の裏側へ行っても会えないんだ。』
そう理解すると、猛烈に寂しくなりました。
おじさんの葬儀の日、父が喪主として出棺の挨拶をする横で私はおじさんの遺影写真を持って立っていました。
涙が止まりませんでした。抑えようとしても次から次へと涙がこぼれ落ちました。
もう二度と会えないと思う寂しさと、もっと頻繁に会いに行っておけば良かったという後悔です。
『なんであの時 友達との遊びの約束を断ってでも、おじさんに会いに行かなかったのだろう・・・』
葬儀が終わり、時間が経つにつれて日常の生活に戻っていく中で、私は考えるようになりました。
『・・・・死とは何だろう?』
そして、
『・・・・生きるって何なんだろう?』です。
私は本を読みだしました。
答えを知りたかったからです。
人は欠けていると感じた所を無意識で埋めようとします(ゲシュタルト理論)
『きっと誰かが教えてくれる。きっとどこかの本に答えが載っている。。。。』
しかし残念ながら、当時明確に教えてくれる人も答えが載っている本もありませんでした。
その後、中学を卒業し高校も卒業して社会人になりました。
私にとって社会は優しくもあり、冷たくもありました。
生きづらさを感じながら35才の時に転職をし、ご縁あってこの葬儀業界に入りました。
奇しくもこの仕事は毎日の様に『死』と向き合う仕事です。
私が人生初の『死』を感じたおじさんの時の様に困惑し動揺し、どう理解して良いか苦しむ遺族の方たちのお姿を見て、
『単純に葬儀サービスを提供するだけで良いのか?』
『もっと遺族に出来る事は無いか?』
と思う様になりました。
そんな中、偶然【心理学】という学問と出会ったのです。
それは、ある本との出会いからでした。
最初にお伝えしたように、今でも私は読書が趣味なのですが 大好きな作家さんの一人に”ひすいこたろう”さんという方がおられます。
ひすいさんの著書の中で偶然心理学を知り、勉強を開始いたしました。
学べば学ぶほど『これは疲弊する現代社会で生きづらさを感じる全ての人に知ってもらいたいツールだ』と感じる様になりました。
昔からの格言で『太陽と死は直視できない』というものがあります。
それだけ恐ろしく普段からは考えたくない事だと言う事です。
でも『死』は生きている以上必ずやってきます。
私にも。
あなたにも。
あなたの近しい人にも。。。
小学五年生の時に貪るように本を読んで探した、100%誰にでも当てはまる、
『死とは?』
『生きるとは?』
という答えはまだ見つかってませんが、その答えはきっと人の数だけ答えがあると思います。
答えは、皆様一人一人の心の中に埋まっている。
皆様が自身の胸中から、その答えを探し出す一つのきっかけになれるような葬儀サービスを目指す為、心理カウンセラーの資格を取得いたしました。
心理学には様々なアプローチがあります。
ABC理論やゲシュタルト療法、論理療法・催眠療法、最新のトランスパーソナル心理学・・・etc
【心理学】という私自身が生きる希望を見出した知見・概念・方法論を利用して、葬儀に関わる 打ち合わせから病院へのお迎え、当日の施行・葬儀後のアフターフォローまで、心理カウンセラーならではの本当の意味での心に寄り添ったサービスをご提供したいと考えております。
どんなに暗い闇にも光はあります。
現象は変えられなくても解釈は変えられます。
解釈を変える事によって感情は変わります。
あの時、おじさんが教えてくれた事。
それは、
『たかし、人はいつか死ぬものだ。それがいつ来るかは誰にも分からない。だとすれば後悔するような生き方をするんじゃないよ。』
あれから40年以上経った今でも、私の心の中でおじさんは優しい笑顔で語りかけてくれています。
あの時のままの素敵な笑顔で。。。。
私は葬儀屋です。
この仕事に誇りを持ってます。
ご縁のある皆様と共に『逝く側』にとっても『 送る側』にとっても最良の葬儀を行える様サポートさせて頂きます。
先に申した通り 起きた事柄・現象は変えられません。
であれば、少しでも貴方の心が軽くなる物の見方を一緒に探してみましょう。
大丈夫!
安心してご相談ください。
プロの心理カウンセラーが貴方の心と財布を守ります。
長文最後までお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。
会社所在地:相模原市南区北里2-9-22(北里大学病院隣)
葬儀のかなふく@株式会社神奈川福祉葬祭
代表取締役 鈴木隆 【オレンジ心寮室 代表セラピスト】
【所有資格】
◇日本メンタルヘルス協会認定心理カウンセラー
◇パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング認定コーチ(TICE式)