葬儀屋さんの僕が、読書と心理学を大切にする理由
人は【ことば】で生きている
皆様こんにちは かなふく鈴木でございます
なんだが、かっこいい哲学者みたいな冒頭でしょ(笑)
あごに手を置いて、物憂げに考えごとをしている写真をプロのカメラマンに納めてもらいたいものです
かなふく鈴木は読書が大好きで、一方で心理カウンセラーの資格も取得しています。
この記事では、ちょっとプライベートな話になりますが、僕自身の読書や心理学にまつわる話をしようかなと思っています
どうぞ最後まで読んでみて下さいね。
傷ついた心を癒してくれた読書
僕が本を読み始めたのは10代の頃からです。
それ以降、いろんな本を読んでいます
人と話すのも大好きですが、家の中にじっくりこもって本を読むのも大好きです
実は10代の頃、僕はいじめにあっていました。
傷ついたぼくの心を癒してくれたのが、本たちだったのです
友だちも先生も助けてくれない。心配かけたくないから親にも言えない。。。
そんな中、僕は本に助けを求めました。
本の力って本当にすごい
小説のようなフィクションだと、ページをめくる度に『ことば』で作り上げられ世界の中を生きる事ができますし、思想書やエッセイなどこの世界と地続きの本だと自分が過ごしている環境を『ことば』によって読み換えたり俯瞰で捉えたりもできます
10代の頃のいじめって、その原因や構造を本人達もよく分かっていません。
本は、この世界のありようを、10代のぼくに教えてくれました
そして何より心が弱っている時っていうのは、カラッカラの砂漠のような状態ですから本の中で綴られることばの一字一句がしみて、僕を癒してくれたんです
フィクション、心理学、宗教、ビジネス書など、大人になったいまでも色んな本を読んできている事が、かなふく鈴木の今につながっているのです。
仕事に行き詰まった時に出会った心理学
39歳で神奈川福祉葬祭を立ち上げて、今日という日まで毎日を全力で駆け抜けてきました
でも、日々を忙しくする事で、色んな対人関係で疲れてしまうものです。。。
そんな自分を一度きちんと見直したいと思って学んだのが心理学でした
心理学で学んだ事は、「すべては解釈ひとつで変えられる」という事です。
自分が納得できる事、できない事、あると思いますが、でもそれらの意味づけはすべて自分次第なんですよね
コップの中の水の話が有名です
コップのちょうど半分くらいのところまで水が入っている。
これを「あと半分しかない 」と解釈するか、「まだ半分もある 」と解釈するか
これは本人次第です。
僕の場合、いじめられたというとても辛い過去がありましたけど、今であれば、「ものごとには必ず両面がある」という事が理解できます。
つまり、いじめる側、いじめられる側の双方にそれぞれの気持ちがあるという事です
いじめという辛い事実は変えられませんが、それをどう受け止めるかという僕の心のありようは、自分次第でどうにかなるんです。
だから今こうしてブログで、過去のつらかった いじめの事を綴る事もできている。
読書も、心理学も、目に見えない心のありようをことばで掴む営みです。
毎日を前向きに生きていられる僕にとっては欠かせないふたつの柱となっています
お葬式が、あなたに対してできる事
お葬式って、なんのためにするのでしょうか
いろいろあると思うんですけど、そのうちのひとつには、さっきの心理学の話に通ずる、「解釈」や「意味づけ」と同じものがあるのではと考えています。
つまり、大切な方の家族の死を少しでもポジティブなものにするための営みなんです
人はいつか必ず死にます。
どなたにも訪れる『運命』です。
避けがたい事実だからこそ、それをどうプラスに解釈できるかという人類が必死になって作り上げた智慧の結晶が、お葬式という『儀式』です。
入院に例えると分かりやすいと思います。
死別の悲しみは、時間が経つときっとほっといても治ります
でも、葬儀という『儀式』をする事によって、身内の死をよりポジティブなものに変えてくれるのです。
ケガや病気だって、ほっといても治ります。
でも、入院をする事で、お医者さんの専門的な治療を受けられますし、看護師さんの優しさにも触れられます。
お見舞いに来てくれる人たちがいる事で、普段感じることのない人とのつながりの大切さに気づく事ができます
これって、お葬式も同じだと思うんですよね。
お葬式のこうした価値を身をもって確信できているのも、若いころからの読書、そして心理学を勉強してきたからこそのものだと自負しています。
僕があなたにできる事は、その想い、悲しみ、不安を、じっくり聴いて差し上げるこ事。そして明るい笑顔とやさしいことばを返すこと。
大切な方との最後のお別れは、とても悲しいものですけど、これまでたくさん辛い経験をして、読書と心理学に救われたかなふく鈴木が、あなたのそばにそっと寄り添って、耳を傾けます。
本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございました 。
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葬儀のかなふく 株式会社神奈川福祉葬祭
代表取締役 鈴木隆