色とりどりのお花で作る花祭壇の魅力
好きなお花はカーネーション
こんにちは。かなふく鈴木です
今月は、母の日がありました。母の日といえばカーネーション。みなさん日ごろの感謝を込めて、お母さんにカーネーションを贈りましたでしょうか?
お花は最も喜ばれる贈り物のひとつですが、お葬式の現場においても、お花のお供えは古くから行われてきました。
ということで、この記事では、お葬式の中で飾られるお花について、さらには色とりどりのお花で飾られる花祭壇について、ご紹介いたします
約7万年前から行われているお花のお供え
どの時代、どの地域でも、お葬式という文化が根付いていますが、必ず亡き人に手向けられるのがお花です
人が死者に対して花を手向けるのは大昔から行われていたようで、代表的な話として、約7万5千年前のネアンデルタール人の話があります
イラク北部のシャニダール洞窟の中から見つかったネアンデルタール人のものとみられる遺骨。その周りに、花粉の塊が見つかったのです。
この発見から分かることは、人は大昔から仲間を埋葬していたこと、そして死者に花を手向けていた、ということです。葬儀の原型がすでにここにあったわけです
そしてぼくたちは今でこそ当たり前のように、贈り物やお供えとしてお花を用いますが、はるか大昔から続く古今東西の人類の習性だったことが分かります。
仏教を開いたお釈迦さまは、2500年前のインドに生きた実在の人物ですが、自身も死の直前、弟子に対して「仏塔に、花環や香料や顔料を供えなさい。するとよいことがもたらされます」と説いたと言われています。
つまり、当時のインド社会にはすでに花環(花をリング状にあしらったもの)を神仏や死者に手向ける文化があったことを物語っています
供花に献花。式場を彩るお葬式のお花たち
お葬式の現場では、さまざまなお花が飾られます
祭壇の両脇には、親戚や知人から贈られた供花が並びます。立札に名前を掲げてお供えされるお花を見たことある人も多いですよね。
出棺の際は、これらのお花を切り取って棺の中に納めます。これから火葬される故人さまですが、お花に囲まれたその姿は本当に美しく、お花入れの儀は、最期を彩るにふさわしい儀式です
また、キリスト教の葬儀や無宗教葬でも、献花をして弔意を示します。献花で用いられるのは白のカーネーションが多く、花言葉は「無垢の愛」。お葬式にピッタリな花言葉ですね。
花祭壇は、現代の葬儀トレンド
そして、近年の葬儀のトレンドとして挙げられるのが、花祭壇です。トレンドというか、もはや近年のスタンダードと言っても過言ではありません
大規模なお葬式から、小規模の家族葬まで、葬儀の大小を問わず、花祭壇が選ばれています。
花祭壇の一番のメリットは、祭壇の大きさ、デザイン、色柄、花材などを、自由に選べることです また、はじめに予算を伺って、その範囲内で作ることだって可能です。
菊花でラインをとったもの、洋花をふんだんにあしらって華やかにしたものなど、お客様の要望に合わせて作るので、まさに十人十色です
かなふくがどのような花祭壇をご用意してきたかは、ウェブサイトのこちらのページでたくさん掲載しています。ご興味がある方はぜひとも参考にしてみてくださいね
お客様の想いを形に。花祭壇の一例
花祭壇は、フリースタイル。さまざまなデザインが可能です
たとえば、大の巨人ファンだった方がお亡くなりの時には、「YG」の球団マークをあしらい、ジャイアンツカラーのオレンジをベースに花祭壇を作りました(ちなみに、出棺の時には『闘魂込めて』を流しました )
桜が大好きだったお母さまを3月下旬に亡くされた方から、花祭壇に桜を入れてほしいとのご要望をいただいたこともあります。桜は1年のうちわずか10日程度しか満開になりませんし、散りやすくもあります。ですから花祭壇にするには大変難しかったのですが、ちょうどいいタイミングで満開の枝木が手に入り、花祭壇の両脇に飾ることができました。
想いを形にした花祭壇を目の当たりにしたとき、多くのお客様はそのできばえに驚き、喜ばれます。そのポジティブな感情が、よりしっかりと心を込めて、故人さまを送り出すことがにつながるのではないかと思います
大切な家族を失うのは、とても辛く苦しいものです。だからこそ、明るく華やかなお花で空間を彩って、故人さまとの最期の時間を過ごしましょう。場所や心を華やかにしてくれる。お花には、きっとそういう効果があるのかもしれません。
本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございました 。
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葬儀のかなふく 株式会社神奈川福祉葬祭
代表取締役 鈴木隆