かなふくな日々ブログ

NEW 社長のブログ 2024.07.18

マンションで暮らすあなたのお盆の迎え方

マンションで暮らすあなたのお盆の迎え方

8月と言えばお盆  皆様おぼんにちは。かなふく鈴木です 

 

お盆は、ご先祖さまが我が家に帰ってくるとされる、一年でもっとも盛り上がる死者供養の季節です。ふだんからお墓参りやお仏壇参りをされている方も、ここぞとばかりにいつも以上にお墓をごしごし磨いて、お仏壇をきれいにお飾りする、そんな季節でございます 

 

お盆が盛り上がるのは相模原も例外ではないのですが、マンションに住む人たちからはこんな声が聞こえます。

 

「マンションは狭い。どのようにお盆飾りをしたらいいの」

「スペースがなくて提灯が飾れない。どうしよう」

「迎え火や送り火を焚いて、防火センサーが反応しちゃうかも」

 

などなど、伝統的な行事を営もうとしても、現代的な住まいではそれができないこともしばしば。

 

そこでこの記事では、かなふく鈴木がマンション住まいの方でもできる心を込めたお盆の迎え方について、じっくり解説したいと思います 

 

 

おさらい!お盆ですることとは?

 

お盆は、故人さまやご先祖さまが我が家に帰ってくる期間のことです。通常は8月13日から15日までの3日間を指しますが、東京都などでは7月にお盆を迎えますし、8月1日からお盆の準備を始める地域もあります 

 

お盆の期間や具体的なしきたりは、地域によってかなり差があるものの、基本的には下に挙げるようなことを行います。

 

■盆棚

お盆専用の祭壇を飾ります。「精霊棚」などとも呼ばれます。

 

■盆提灯

天井から吊るす「提灯」や、祭壇の脇に置く「行灯」を飾ります。この灯りを頼りに、ご先祖さまはわが家に帰ってくるとされています。

 

■お坊さんの棚経参り

お坊さんは、檀家の各家をお参りします。お盆のお参りから「お盆参り」、盆棚の前でお経を読むことから「棚経参り」などと呼ばれます。

 

■きゅうりの「馬」となすびの「牛」のお供え

夏野菜のきゅうりとなすびをお供えし、それぞれご先祖さまの乗り物と考えられています。きゅうりは馬に見立てられ「早くわが家に帰ってきてほしい」、なすびは牛に見立てられ「ゆっくりあの世に戻ってほしい」との願いが込められています。

 

■迎え火と送り火

8月13日には迎え火を焚いてご先祖さまを招き、8月15日には送り火を焚いてご先祖さまを送り出します。それぞれ軒先などで、おがらの先端に火をつけて、煙を出し、それにご先祖さまが乗ってくれると考えられています。

 

 

マンションで暮らすあなたのお盆の迎え方

マンションでのお盆の迎え方

 

さて、ここまで伝統的なお盆のしきたりをお伝えしましたが、最近ではこうしたお盆の風物詩も見られなくなってきました。神奈川や東京などの首都圏ではマンションに住む人が増え、伝統的な仏壇や精霊棚のお祀りしたくてもスペースがないという世帯が大半だからです 

 

でも、故郷では夏になると当たり前のようにお盆のお迎えの準備をしていたけれど、相模原に移り住んだからと言って、マンションに住んでるからといって、お盆飾りをしなくてもいいのだろうか、と迷っている方も少なくありません。

 

マンション、あるいは仏間のない小さな戸建て住宅などでは、伝統的なしきたりに無理に合わせなくてもいいと思います 

 

むしろ大事なのは「お盆感」を出すこと。「この3日間だけは、亡き人やご先祖様への感謝を込めて、一緒に過ごすぞ」というムードを高めて、スイッチが入るかどうかが大切だと思っています 

 

たとえば、盆棚を飾るスペースがないおうちは、お仏壇へのお供え物を普段よりも豪華にしたり、故人さまが好きだったものをお供えするだけで、いつもと違った特別な「お盆感」が出るじゃないですか(かなふく鈴木はロッテのチョコパイをお供えしてほしいです

 

盆提灯は飾れないけれど、部屋の中を暗くしてキャンドルを灯したり、いつもと違ったアロマの香りを焚いてみるなどの工夫もよいかもです 

 

最近は、仏間のない方向けに、コンパクトでおしゃれな提灯も販売されていますので、ググってポチってみるのもいいですね。

 

その他にも、故人さまやご先祖さまとともにいることを感じられる時間の過ごし方というのもあります。お供え物に思い出の写真を並べてみたり、故人さまの愛読書を置いてみたり 

 

マンション住まいであっても、「一緒にいるんだ」「ご先祖さまをお迎えするんだ」と、その存在をそばに感じられる工夫を仕掛けられるかで、あなたのお盆がグッと深みを増します。

 

 

マンションで暮らすあなたのお盆の迎え方

あなたが楽しいと、ご先祖さまも楽しい

 

お盆ってきっと、亡き人やご先祖さまとともにいることの楽しさを定期的に思いだすための年に一回の行事じゃないかなと感じています 

 

花火大会、盆踊り、帰省、お墓参り。どれも楽しいけれど、どれも家族、親戚、ご先祖さまを感じるための営みです。

 

わたしたちが楽しいと感じることは、きっとあちらの世界でも故人さまやご先祖さまが楽しんでくれているに違いありません。

 

ご先祖さまがいるから、いまぼくたちはここにいるのだから、その命のつながりに感謝することが、自分の命を大事にすることになります 

 

そんな大切なことを思いださせてくれるのがお盆です。マンション住まいをはじめ、すべての方が、すてきなお盆を過ごせますように。

 

 

マンションで暮らすあなたのお盆の迎え方

本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございました  

 

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