あの世にひとつだけ持っていけるもの
皆様こんにちは
神奈川県相模原市にある日本一小さい葬儀屋さん「葬儀のかなふく」の鈴木です。
いきなりですが、質問です
自分が亡くなって、もしもあの世にひとつだけ持っていけるものがあるとしたら、何を持っていきますか?
このことを考えることが、あなたの価値観や死生観をくっきりと浮かび上がらせるきっかけとなるはずです。今日はそんなお話を綴りたいと思います。
ひすいこたろうさん「あした死んでも後悔しないノート」
この質問を考えるきっかけとなったのは、名言セラピーで知られる作家・ひすいこたろうさんです。
たくさんのご著書があり、YouTubeチャンネル登録者数も50万人を超えていて、多くの方がひすいさんの発信されている幸せメソッドに勇気づけられているようです
かなふく鈴木は、ひすいこたろうさんが大好きなのですが、ひすいさんの本の中に『あした死んでも後悔しないノート』というものがあります。
そこには、たっくさんの質問がズラリ
- 後悔なく生きるための8つのしつもん
- ドリームを生きるための9つのしつもん
- これからの人生を愛で生きるための11のしつもん
- 本心で生きるための10のしつもん
これら38個の質問に答えることで、自分が本当に大事にしているものが見つけられるというとってもすばらしいワークショップブックなんです
ぼくも実際にこれらの質問に答えてみて、自分を見つめ直すいい機会となりました。そして、自分なりにこんな質問が浮かんだのです。
「自分が亡くなって、もしもあの世にひとつだけ持っていけるものがあるとしたら、何を持っていくだろうか?」
かなふく鈴木の答え
この質問っておもしろくて、今この世界に生きている自分が何を一番大事にしているかが浮かび上がってくるんですよね
あの世に持っていきたいくらいに大事にしているものってことですからね。
かなふく鈴木、これをウンウン考えました。
この世界に生きていると、家族とか、猫とか、お金とか、かなふくの社屋とか、常日頃から大事にしているものってたくさんあります。実際に、これらがすべてなくなってしまうと、もう悲しくて生きていけない。
でも、じゃあ自分が亡くなってあの世に行くときに、何を持って行こうかなと考えた時に、本当に家族や猫やお金や社屋を持って行くかというと、ちょっと違う気がするんです。
ぼくは読書が好きだから、「ああ!本がいいな!」なんて考えもしたんですけれど、好きな本がたくさんありすぎて、その一冊が決まらない(笑)
ということで、いろいろ考えた末にぼくが持って行きたいものは「思い出」という結論に至りました
「なんだよそれ。”もの”じゃないじゃん!」というツッコミが飛んできそうでごめんなさい。
でも、この質問に考えることで「死ぬことってどういうことだろう」「自分が大事にしているものってなんだろう」といった具合に、生きていることの価値・本質に向き合うことができるんですよね。
ぼくたちはいま物質の世界に生きているけれど、亡くなってしまうと物質を超越した世界で生きていく。とするならば、姿かたちがある”もの”よりも、それをすべて包み込む思い出こそを持って行きたいなと、かなふく鈴木は思い至ったわけです。
思い出だと、その中に、家族も、猫も、お金も、社屋も、包み込まれますからね
まわりの人たちの回答
この質問、何人かの人たちに聞いてみました。するといろんな答えが返ってきておもしろいんです
「猫」と答えた人
この人はもう本当に猫好きで、猫に癒され、猫に支えられて生きてきているんですね(かなふく鈴木もそうなんです)。彼女にとって猫はかけがえのない存在なんだそうです。
「お酒」と答えた人
「死んだあとも酒がないと生きていけねえよ」と語ってくれたおじいさま。「死んだあとも生きる気満々ですね」とお伝えすると、「まあ、死んだら酒が飲めるかどうかも分からんけどね。あはは」と高笑いする感じがとってもすてきでした。
「スマホ」と答えた人
「スマホがないと友達とつながれない、情報も取れない、ゲームもできない、音楽も聴けない。だからあの世にスマホを持って行く」と話してくれた若い女の子。それがいいか悪いかはさておき、現代人にとってスマホはなくてはならないものであるということを改めて気づかせてもらいました。
「お守り」と答えた人
そのお守りは、霊験あらたかな神社で授かっただけでなく、家族や友人など、たくさんの人の想いが込めれている特別なお守りなんだそうです。
死を考えることは今を真剣に考えること
こうしてみると、みんなそれぞれ違ったものを挙げてくれました。
でもそこに共通するのは、だれもが、普段の生活の中で大切にしている「よるべ」のようなものを挙げたことです。
猫も、お酒も、スマホも、お守りも、すべてその人を支え、癒してくれるものですもんね。
この質問は、「あの世に持って行けるもの」についてでした。
でも、総じて死を考えることは、今を真剣に考えることにつながります。
人間の命には限りがあるからこそ、目の前のことを大事に、真剣に、丁寧に、後悔なく生きたいという欲求につながるんだと思います。
興味がある方はぜひとも、ひすいこたろうさんの『あした死んでも後悔しないノート』をトライしてみて下さい。
そして、あなたがあの世に持って行きたいものを、かなふく鈴木に教えてくださいね
本日も最後までお読み頂き誠にありがとうございました
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葬儀のかなふく 株式会社神奈川福祉葬祭
代表取締役 鈴木隆