かなふくな日々ブログ

NEW 社長のブログ 2025.02.02

鬼とは? 節分に込められた意味と、身の回りにある「鬼」

鬼とは? 節分に込められた意味と、身の回りにある「鬼」

はい 皆様こんにちは。葬儀のかなふく鈴木です。

 

2月といえば節分。豆まきをして「鬼は外!福は内!」と唱える、昔ながらの行事ですね 

 

鬼の仮面をかぶらされて、子どもたちから豆を投げつけられるお父さんも多いのではないでしょうか?

 

ところで、この「鬼」って一体何者なのでしょうか?よーく観察してみると、私たちの周りには鬼がいっぱい 

 

この記事では、節分の「鬼」とは何なのか、そして私たちの身の回りにあるさまざまな「鬼」について、調べたことをお伝えいたします。

 

 

鬼ってなに?

 

「鬼」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?

 

昔話に出てくる悪者、地獄で閻魔大王のそばに控える赤鬼・青鬼。『鬼滅の刃』の鬼無辻無残と、配下の鬼たち…。多くの人にとって、鬼は「怖いもの」「倒すべきもの」として描かれています 

 

でも、鬼という言葉には、別の意味もありますよね。

 

例えば、「キックの鬼」「仕事の鬼」「鬼監督」など、何かに尋常ではないほど打ち込んでいる人を「鬼」と表現することがあります 

 

また、「ものすごく」という表現として「超」や「神」と並んで「鬼」ということばが用いられます。「鬼ヤバい」とか言いますよね。

 

これは、鬼が持つ強さや圧倒的な存在感を肯定的に使っている例ですね。日本では、鬼を恐れながらも、その強さに憧れや畏敬の念を抱いていたのかもしれません。

 

鬼とは、単に悪者ではなく「強さの象徴」「人間の持つ圧倒的な力」のメタファーとしても使われているんですね。

 

 

節分の鬼とは?

 

では、節分に登場する鬼は何者なのでしょうか。

 

節分の鬼は、もともと「邪気」や「厄」を象徴しています。

 

昔から日本では、季節の変わり目には邪気が入り込みやすいとされてきました。

 

そこで、豆をまくことで鬼(邪気)を追い払い、新しい季節に福を呼び込もうとするのが節分の習わしです 

 

「鬼は外!福は内!」という掛け声は、「悪いものを追い出し、良いものを迎え入れる」という願いが込められています。

 

これは、お葬式後の清めの塩と少し似ていますね。目に見えない「邪気」を祓う行為には、古くからの日本人の感覚が生きているのです。

 

しかし、すべての鬼が「外」に出て行くべきものではないという考え方もあります。

 

「鬼は内、福も内」と唱える地域も少なくないようで「鬼をも味方にして、力強く生きていこう」という発想があるのかもしれません 

鬼とは? 節分に込められた意味と、身の回りにある「鬼」

身の回りにあるさまざまな鬼

 

私たちの身の回りにも、いろんな「鬼」が潜んでいます 

 

<人の表現>

 

例えば、人を表現する時に「鬼」ということばが使われます。

 

「あの人は仕事の鬼だ!」「ランニングの鬼だ」など、ひたむきに努力を続ける人のことであったり、「鬼のように厳しい先生」とか。。。

 

こうした表現の中にはその人への尊敬が込められていますよね 

 

<心の表現>

 

「心の鬼」なんて言いますが、誰の心にも「怠けたい」「妬みたくなる」といったネガティブな心情があり、これを鬼として表現します。

 

<まんが・アニメ>

 

ぼくの大好きな漫画は梶原一騎先生の『キックの鬼』です!ほかにも、『ゲゲゲの鬼太郎』や『鬼滅の刃』など、鬼が付く漫画作品はたくさんあります。

 

『ゲゲゲの鬼太郎』は、不可思議な自然現象をキャラクター化した妖怪が秀逸ですし、『鬼滅の刃』は鬼たちにも過去があり、人間だった頃の悲しみが描かれているのが特徴的です 

 

日本の鬼の物語は、単に悪者をこらしめるだけでなく、弱さや怖さに寄り添う側面があるのが特徴です。

 

鬼というのは、私たちの敵のようでもあり、味方のようでもあり、はっきり線を引かずに、あいまいさをそのまま受け入れる、日本人の国民性を表している存在だと思います 

 

鬼とは? 節分に込められた意味と、身の回りにある「鬼」

おわりに

 

節分の鬼は、単なる悪者ではなく、私たちがよりよく生きるために向き合うべき存在でもあります。

 

「鬼は外!」と追い払うのもいいですが、「そもそも鬼って何だっけ?」「自分の中にも鬼はいないか?」と、鬼とともに生きる道を探るのも、また面白いかもしれません。

 

この節分、ぜひ「自分の中の鬼」と向き合いながら、新しい季節を迎えてみてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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