かなふくな日々ブログ

NEW 社長のブログ 2025.02.23

葬儀後の遺影写真の扱い方。飾り方や処分方法を分かりやすく解説

葬儀後の遺影写真の扱い方。飾り方や処分方法を分かりやすく解説

皆様こんにちは 葬儀のかなふく鈴木です。

 

お葬式が終わったあと、ご自宅に持ち帰った遺影写真をどこに飾るべきか、あるいはどう扱うべきか悩まれる方も多いのではないでしょうか?

 

「こんなに大きな写真、どこに置こう?」

「お葬式の時に使った写真をずっと飾ってもいいのかな?」

「粗末に扱うと故人に対して失礼な気がする…」

 

このような不安や疑問をお持ちの方のために、この記事では遺影写真の飾り方や、どうしても処分しなければならない場合の方法についてお伝えします 

 

 

遺影はどこに飾る?自宅でのベストな場所とその理由

 

葬儀屋さんのぼくが言うのも失礼な話ですが、たしかに遺影の置き場所って困りますよね 

 

お葬式の場合は、「祭壇に飾る」「出棺の際に手に持つ」「火葬場で飾る」などで用いるので、それなりのサイズにしなければなりません(通常「四ツ切」サイズです)。

 

しかし、このサイズの写真を自宅に飾るとなると、それなりの場所が必要となり、困ってしまいますよね 

 

遺影写真の飾り方は、主に次の3つが挙げられます。

 

1. 鴨居に引っ掛けて並べる

 

ご自宅に仏間がある場合、鴨居に遺影を掛けて並べるのが一般的です。昔ながらの方法ですよね。

 

天井の「廻り縁」に金具を取り付け、そこから紐で吊るし、額受金具と布団でしっかり支えます。

 

ただし、最近の戸建て住宅や、マンション・アパートなどの集合住宅には、そもそも仏間や和室がない部屋も多いので、この方法がとれないこともあるでしょう。

 

2. 仏壇のそばに置く

 

仏間がないご家庭では、お仏壇の近くに遺影を飾っても構いません。

 

お仏壇に手を合わせる際に、故人さまの顔を見ながら「おじいちゃん、元気?」と声をかけることで、より一層心が通う気がします。

 

多くの葬儀社は、一般的な「四つ切サイズ」と小さな「キャビネサイズ」をご遺族に手渡します。スペースに余裕がない場合は、キャビネサイズを飾るだけでも十分です。

 

3. 飾らなくてもOK

 

これは結構大事な考え方なのですが、無理に遺影を飾らなくても大丈夫です。

 

「額が大きすぎて飾る場所がない」

「遺影を見るたびに悲しみが蘇る」

「お葬式の写真ではなく、もっと自然な写真を飾って、日常生活の中で故人さまを感じていたい」

 

こうした理由から、葬儀屋さんからもらった遺影を押し入れや納戸にしまう方も少なくありません。

 

ただし、一時的にしまっておいた遺影も、いつかは何らかの形で処分をしなければいけなくなります。

 

では、不要となった遺影はどのように処分すればいいのか、次章で解説いたします。

葬儀後の遺影写真の扱い方。飾り方や処分方法を分かりやすく解説

遺影の処分に迷ったら?心を込めた3つの方法

 

遺影写真の処分については、多くの方が頭を悩ませる問題です。

 

お坊さんに訊いてみると、遺影自体には仏教的な霊魂は宿っていないのだそうです。

 

それでも、故人さまを映し出す写真なわけですから、粗末に扱うのも気が引けますよね。

 

遺影写真の処分方法は、主に次の3つではないでしょうか。

 

1. 丁寧に包んでゴミに出す

 

まず一つの方法は、遺影を丁寧に包んでからゴミに出すことです。

 

お坊さんは、遺影には仏さまや故人さまの「魂」はないと言いますが、家族が手を合わせてきた「想い」「祈り」「念」などが込められています。

 

だからこそただ処分するのではなく、塩を振って清めたり、お線香の煙をくぐらせることで、気持ちが和らぐかもしれません。

 

2. 仏壇屋さんに引き取ってもらう

 

仏壇屋さんに相談するのも一つの方法です。仏壇の引越しや処分と一緒に遺影も引き取ってもらえます。

 

実際に友人の仏壇屋さんは、「仏壇と一緒に遺影も処分してほしい人がものすごく多い」と話していました。

 

ただし、費用がかかるはずなので、事前に確認しておくと安心です。

 

3. お寺に供養してもらう

 

最近では、遺影の供養やお焚き上げを受け付けているお寺も増えてきました。

 

もともと、遺影には霊魂は込められないと考えられていたものの、遺影の処分に困っている人たちのニーズに応えるために、遺影供養を行っているお寺が少なからずあります。

 

すべてのお寺が対応してくれるわけではないので、「遺影 供養」「遺影 お焚き上げ」などで検索して、調べてみましょう。

葬儀後の遺影写真の扱い方。飾り方や処分方法を分かりやすく解説

まとめ

 

ここまで、遺影写真の飾り方、処分方法について解説してきました。

遺影の取り扱いで一番大事なのは、故人さまやご先祖さまへの敬意です 

 

「遺影をそのままゴミに出すなんてバチが当たるかも」と感じるのは自然なこと。それは、故人さまを大切に思う心があるからです。

 

決まった「型」のようなものがないからこそ、どう飾るか、どう保管するか、どう処分するか、家族が丁寧な気持ちで取り扱うことが大切です 

 

「これで故人さまも安心してくれるかな?」と胸に手を当てて考えてみて、そこで納得が得られたなら、きっとそれが正しい方法なのだと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

葬儀や仏事に関するご質問があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

相模原市の葬儀なら(crick)

 0120-82-0333【24時間受付】

 

葬儀のかなふく 株式会社神奈川福祉葬祭

代表取締役 鈴木隆 

 

PROFILE

神奈川県相模原市にある「日本一小さな葬儀屋さん|株式会社神奈川福祉葬祭(葬儀のかなふく)」の代表取締役社長。1971年東京都大田区生まれ。神奈川県相模原育ち。
小さい時から人になにかしてあげたがりで、喜んでもらえる顔を見るのが大好き。
◇趣味:読書
◇座右の銘:『我以外皆師』
◇好きな映画俳優:ブルース・リー 
◇特技:沖縄剛柔流空手初段
日本一小さな葬儀屋さん

自由に選べる
6つの葬儀プラン