『家族葬』の注意点【社長のブログ】
非常に多くの方に選ばれる『家族葬 』
今回はその注意点を考えてみたいと思います
そもそもお葬式の意味は、、、
①物理的処理・・・遺体を火葬してお骨にする事
②社会的処理・・・亡くなった事を親戚や知人等社会に知らせる事
③精神的処理・・・残された者の精神的苦痛を和らげる事
だと思います
上記の三点のうち『家族葬』を執り行う上で注意しなければならないのは、やっぱり②の社会的処理です。
亡くなられた方がお若い人(現役世代)や社会的立場を有する場合、会社関係・友人・知人の中で『葬儀に参列したい』という方も多いはず。
無理に『家族葬』で行おうとすると・・・
『我々も葬儀に参列したかった 』等とクレームに近いご意見を頂いたり、葬儀に出られなかった分 葬儀後に自宅へ大勢の方が押し寄せて対応に苦慮されるといった事が考えられます
それでも・・・『家族葬で行う事は私たちが決めた事。生前御縁のあった方が後日お越し頂けるのであれば、故人に成り代わって残された私達が精一杯対応します 』という方は前回お話した『家族葬』のメリットを十分に享受できるでしょう
以前、当社で『家族葬』を執り行った方が 『葬儀後に沢山の方がお骨の前に来て手を合わせてくれました。私達が知らない故人の事を静かに語ってくれました』と嬉しそうに話してくれました
葬儀を行う事で色々な方にお知らせして対応する事は煩わしいかもしれません。
しかし、冒頭に書きましたお葬式の意味③の【精神的処理(残された者の精神的苦痛を和らげる事)】を考えるとお坊さんがお経を読むだけでなく、ご縁のあった方に今までの経緯を聞いてもらったり、自分が知らない昔話を聞く事もそれに繋がっているように思います
葬儀当日は気心の知れた家族・親族でゆったりとした時間の中でしめやかに故人を見送って、葬儀後に【お葬式の意味②(社会的処理)】を真摯に対応できればそれでいいんじゃないかな?と思います。
要は後日参列したかった方からご意見をもらっても、それを全て引き受けるつもりであれば『家族葬』はとても良い物になると真面目に思っております
故人を快く送り出す葬儀は理想ですが、それと引き換えに時間的コストと対応コストを対価として払う事があると言う事も覚えておいて下さい。